いやー。
こういうタイトルつけると本当に救急な感じがしてあれなんだけれども。
結果から報告すると、フリちゃんはもう大丈夫です。
こないだの日曜日はそうじゃなかったんだけどね。
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ことの発端は先週の金曜日あたり。
私はフリちゃんのトイレ掃除を兼ねておしっこやうんちの状態も一緒にチェックするんだけど
あの辺りからどうも便がやけに軟便なことに気が付いていた。しかも回数がやけに多い。
そういえばおしっこの量もかなり減っていて(猫砂が固まるタイプでその塊が小さい)、やっぱりこれも回数が多い。
...うう。なんか嫌な予感。
『ちょっと様子を見なければ』のスイッチがON。
土曜日になっても状態維持というか、相変わらず軟便でトイレの頻度も高く、かと言って
ミディが以前そうだったように血尿しているわけでもなかった。
監視継続...。
そして日曜日のこと。
昼過ぎにウォーキングに出かけ、戻ってきたらちょうど彼女がトイレに行っている最中で
その様子をずっと見ていると、おしっこを少しした後も、その体勢のままずっとまだ構えてる様子。
尿の切れが悪いのってもろに尿道炎のサインじゃんかー!
で、あきらめたかと思ったら今度はおもむろにうんちの体勢に。
出てくるうんちがまた軟便で、量が少なく、その時点でもうふりちゃんがいつもの状態じゃないってことを理解した。
トイレから出て行ったと思ったら、すぐにまた戻ってきて、「おしっこ&うんちwith少量」のセットを
何度も何度も繰り返した。
で、どうなっちょるんじゃい?と思ってふと彼女のお尻をみたら!
サルの発情かね?
と思えるほど、肛門さまが真っ赤っ赤に!!!!!
何度も排便しては、少量または出てこない状況後、何度もお尻をあのサンドペーパーみたいな舌でザリザりやるものだから
ああなってもしょうがない。ってか、状況はもっと悪くなるばかり。
彼女ももうなんか、わけわからんけどタスケテー、みたいな感じでぐったりしててさー。
But! Today is Sunday!!!!ってことに気が付いた。
開いてる獣医っつったら救急病院しかないじゃんね。
ってことで、救急病院へGO。
そこで判明したことはフリちゃん、まさかの
肛門炎。
二つのうち一つに膿がたまっているということだったのでそれを絞ってもらって、
念のために腎臓、膀胱のレントゲンも撮ってもらった。
その間、私とハニバニは待合ロビーにいたのだけど、
そこに一緒にいたある家族は、13年飼っていた老犬がもう歩けなくなり、いよいよ最期が来たということで
家族全員で見送るためにそこにいたのだった。
犬は白いラブラドールレトリバーの大型犬で、もしかしたら体がもう自分で動かせないからなのか、体のあちこちに皮膚炎ができていた。
人間でいうところの「床ずれ」っていうのかな。
見た目にもう本人(犬)もしんどそうなのがわかった。
お母さんらしき人が書類にサインしてる間、二人の息子(10代後半あたり)がその犬に寄り添って
複雑な顔をしていた。
ちょうど向かい側に、同じ種類で同じ白い子犬を連れてきてた人がいて、
お母さんがふと、『〇〇も昔はあんなにちっさかったね。』って息子に言って、
そんな彼らを見ていたら、ミディを見送ったあの日のハニバニと自分のことがフラッシュバックで思い出されて
私、急に涙がボロボロ出てきた。
何年ぶりかのダム崩壊。
自分の猫は奥で肛門絞られてるだけなのに、なんか他人から見たらお別れの日を迎えた飼い主みたいに見えたと思う。
『その日』が来なければ良かったのにって、何度も思ったことを思い出した。
フリちゃんは肛門をきれいに絞ってもらって、薬も何も出されなかったことからそのまま安心して家に帰ることができた。
レントゲンでも異常は見られなかった様子。
救急病院だったので、日本でいうところの諭吉が3枚分飛んでった。
フリちゃんも心身共々かなりお疲れだったようで、その日はしっかり眠ってくれて
量は少なくとも、トイレに行く回数が減ったのでその日は安堵した。
ところが月曜日。
肛門腺をきれいに絞ってもらって楽になったはずだったのに、依然としてお尻を舐めまくる彼女を見て
ミディのときはこんなんじゃなかったのにと、なんか不安になってきた。
何かやっぱりおかしい。
お水もキャットフードも今までと同じ量を食べているのに、排せつの量がいままでとは全く違うし
肛門さまの状態がすっきりしてないことは第三者の私にだってわかった。
トイレに行く頻度なんて日曜日よりもさらに増えていた。
フリちゃんが発狂するまえに私が発狂しそうだった。
火曜日にハニバニが仕事を早退できたので、行きつけの獣医に連れて行ってくれた。
念のためにもう一度じっくり見てもらおうと思って。
結果:
1.その時点で二つの肛門腺は両方膿で一杯になっていて絞ってもらった。
2.明らかに尿道炎も起こしているので抗生物質をもらってきた。
ってことは、一体何のために救急病院へ連れて行ったっつーの?!
それも含めてハニバニがいつもの獣医に聞いたら、「たぶん絞り方がうまくなかったんじゃないかと...」って言ってたって。
だけどあっと言う間にまた膿が溜まってしまうこともあるようで。
もう、腹が立つやらフリちゃんが不憫だわで私もものすごく疲れがどっと出た。
2度目の肛門絞りをやってもらったフリちゃんは、明らかに気分が良さそうで
抗生物質も手伝ってか、驚くことにその日を境にあれほど頻繁にトイレに行っていたのがぴたりと普段の回数に戻った。
お尻を舐める回数も俄然と減り、それがゆえ、真っ赤だったサルの尻も数日で普段の
フリケツに戻ったのだった。
おしっことうんちの量も普段通りになった。
抗生物質(飲み薬)がなんとなくフルーツの香りがするからなのか、フリちゃんが嫌がるけど
それでもしぶしぶ飲んでくれていて助かる。
副作用の下痢とか心配したけど、整腸剤もキャットフードに混ぜて飲ませているので大丈夫そう。
とにかくフリちゃんが安心して気持ちよさそうに眠れてるから、私もハニバニも安心して安眠できる。
多忙な一週間だったなー。
やれやれ。
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もうすぐ10月だってのに、まだ暑いんだよ。
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いつもありがとう。