えーと。
私ではなくて、このイカすガウンに身を包む男。
何を浮かれているのだお前は
実はハニバニ、鼠径ヘルニアをこじらせてしまいましたとさ。
鼠径ヘルニア、別の名を脱腸。
これはダチョウ俱楽部。あは。
脱腸とは何ぞや?
私が簡単に説明すると、『下っ腹の筋肉に穴があいてそこから部分的に腸がはみ出ちゃうことよ』
ということになるが、ケイエスの説明文が怪しいと思う人は面倒臭がらずググって検索してみて欲しい。
以前からなんとなく右の下っ腹に怪しい出っ張りが出現していて(主にウォーキングの後とか)
最近になって違和感が倍増してきたので、これはいかーん!てことになり病院に行ったらやっぱり本人が思った通りの鼠径ヘルニア。
医者に言わせると、症状はまだ軽い方ではあるが、こないだこじらせたインフルエンザによって咳き込んでいたことにより
さらに悪化したのではということだった。
もともとは重いものを運んだりする仕事の人がかかりやすいらしくて、隣人のキースに言わせると
「なんで肉体労働もしたことないお前がなるのだ??」と疑問なのであるが、咳をし続けることが原因になることもあるのでご注意を。
手術は日帰りだったのでびっくり。
いろんな人のヘルニア経験談のブログを読むと2,3日入院したって人ばっかりだったので。
アメリカは日帰り。保険会社が病院に対する支払いを安く済ませたいためである。
恐るべしアメリカの高額医療費!
手術は1時間程度のものだったので、なんとなくシリアスさに欠けてしまう。
ナースに「はい。素敵なパーティーハットよ。これからパーティーが始まるの!」と言われて被せられたシャンプーハット風のカバー。
こんなもの被せられるともっとシリアスさに欠けるだろ!
本人も私もナースもなんか大笑い。
そして麻酔前の軽いウォーミングアップの麻酔(気分を楽にさせるため)をしてもらって、ハニバニとってもハイになってた。
パーティーだ、パーティーだとノリノリに。(オーやばいやばいやばい。)
「楽しいパーティーをね。後で会いましょう。」とノリノリのハニバニにキスをして私はカフェテリアに直行。
めっちゃ空腹でさあ。
外はこんなにも爽やかな秋
スープとクロワッサンを食べました。
このクロワッサンが、思わず『はー...。』てなるほど美味しい!!!!!これ毎日食べたいと思わせる。
カフェから見上げる空がなんとも美しい
ハニバニは朝から何にも食べられなかったので、今頃すげーお腹すいてるだろうなと思いながら昼食を済ませ、
その足で病院内のスタバへ寄り、のんびりコーヒータイムを満喫した後、ハニバニのいる手術センターへ戻る。
携帯でネットサーフィンしていたらすぐに手術が済んだことを知らされて奥へと通された。
腕や喉に管がいっぱい繋がってて、痛みで苦しんでるのかなーと思ってカーテンを開けたら
なんかやたら清々しい顔したハニバニが笑顔でクラッカーをモリモリ食べてて、ずっこけた。
痛いの?って聞いたら痛み止めがパワフルに聞いていて、今はとにかくお腹がすいてしょうがないと訴えてきた。
その部屋は術後のリカバリー室で、いろんな患者がいろんな手術の後で非常に苦痛の表情をしている中
この男だけなぜかやたら明るく元気なのである。
ここはお前のリビングルームかと言わんばかりにくつろいでクラッカーをバリバリ食べてた。
隣のベッドの女性は私よりもずっと若くて、旦那さんと小さい子供に囲まれていたのだが
彼女の表情が苦痛以外の何物でもなく、いったい彼女は何の手術したんだろう?とずっと思ってた。
ナースに、術後初めてのおしっこが出たら帰ってもいいですよと言われたので、おしっこが出るまでしばらく待つことに。
なんでも麻酔が体内に残っているとおしっこの出が悪い時があり、うかつに家に帰らせて「まったくおしっこが出ない!」と
パニックになって夜に救急で戻ってくる人もいるらしいので、その病院では絶対に体が麻酔から覚めておしっこが出ることを確認してから家に帰らせるのだそうだ。
なるほどー。
1時間ぐらい経って、ハニバニが術後最初のおしっこに成功。
で、帰りに薬局で痛み止めの薬やらもらって、アルの食べたかったチキンサンドイッチを買って家に戻ってきた。
長い、長ーい一日。
ハニバニはあれから痛みもそんなになく(アメリカの最強の痛み止めが効いている)ソファーでくつろいでいます。
フリちゃんとラブラブで。
私は看病のために、念のため明日休みを取って一日中ハニバニと家にいようと思っているが
この様子だと大丈夫みたいなので仕事行こうかな。
仕事も溜まってるし。
それにしても疲れたぞー。
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なんでも症状が軽いうちに治療しとくと回復も楽だね。
男の人はとくにかかりやすいらしいので気をつけて!
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